高級アルコール系シャンプーは良くないってホント?特徴や成分、メリット・デメリットを徹底解説!

高級アルコール系シャンプーの特徴は、”台所の食器用洗剤と同じくらいの洗浄力がある”と美容師さんから聞いたんですが本当ですか?

シャンプーにもよりますが、同じ洗浄成分を使用しているものもあります。
ただし、配合されている量はシャンプーによって異なります。

そうなんですね。
高級アルコール系シャンプーの成分やメリットなど詳しく知りたいです!

そこで今回は、

・高級アルコール系シャンプーとは
・高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリット
・高級アルコール系シャンプーとシリコンの関係性


について詳しくご紹介します。

  Mary(まりー)
Mary(まりー)

初めまして。Plus heartのwebライターのMary(まりー)です。
色んな方法を使って人とコミュニケーションを取ることが大好き!
「話す・書く・手話する」の3刀流で”人とのつながり”を大切にしています。
昔から”美”に関することは、基本的に何でも興味を持っています。
しかし、実をいうと美容業界にいる年数はまだ1年も経っていません。
そこで、このたび長年、美容業界にいらっしゃる植林さんと一緒に【美容に関する記事】をたくさん発信していきたいと思います。

目次

高級アルコール系シャンプーとは

高級アルコール系シャンプーの特徴や成分について教えてください。

早速ですが、高級アルコール系シャンプーの特徴と成分についてそれぞれご紹介します。

高級アルコール系シャンプーとは:~特徴~

高級アルコール系シャンプーとは”高価な”という意味ではなく、炭素が6つ以上含まれているものを高級アルコール系と呼んでいます
高級アルコール系シャンプーの特徴としては、主に以下の3つがあげられます。

  1. 洗浄力が高い
  2. 低価格
  3. シリコン配合のものが多い

洗浄力が高く低価格なので、手軽に使用できることが特徴です。
③につきましては、のちほど別の章でご紹介します。

また、シャンプーの分類で代表的なものとしては以下の3種類があります。

  1. 高級アルコール系シャンプー
  2. 石けん系シャンプー
  3. アミノ酸系シャンプー

シャンプーは、洗浄成分(=界面活性剤)の違いによってそれぞれ分けられています。

シャンプーの種類が多すぎて分からない!失敗しないシャンプーの選び方3選では、上記3つのシャンプー以外にも、オレフィン系やベタイン系などのシャンプーをご紹介していますので合わせてご覧ください。

上記3つのシャンプーの詳細は、下記の記事でもご紹介していますのでご参考ください。

高級アルコール系シャンプーとは:~成分~

高級アルコール系シャンプーの見分け方として、以下の3つの成分は高級アルコール系のシャンプーです。

高級アルコール系シャンプーの成分※一例です

ラウリル硫酸ナトリウム

ラウレス硫酸ナトリウム

ラウレス硫酸アンモニウム

上記のような成分の界面活性剤は石油系でできていて、洗浄力が高くスタイリング剤や皮脂の汚れをしっかりと洗い落とします。

石油系の界面活性剤は油を使った洗浄方法ですので、油汚れなどでも使用する食器用洗剤にも同じ成分が使用されているんですね。

界面活性剤の詳細につきましては、合成界面活性剤とパラベンは危険⁉それぞれの成分や毒性について徹底解説しますでもご紹介していますのでご参考ください。

高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリット

高級アルコール系シャンプーの特徴と成分について、分かりやすく教えてくださりありがとうございます。
結局のところ、高級アルコール系シャンプーは使用しないほうが良いのでしょうか?

こちらの章では、高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリットについてご紹介しますね。

高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリット:~メリット~

まずは、高級アルコール系シャンプーのメリットについて以下の3つをご紹介します。

メリット
  1. 洗浄力が高いのでスタイリング剤を洗い落としやすい
  2. 泡立ちが良い
  3. いい香りのものが多い 

①高級アルコール系シャンプーの一番のメリットとも言える”洗浄力の高さ”は、皮脂汚れはもちろん、スタイリング剤を一度で洗い落すことができます

②高級アルコール系シャンプーは泡立ちが良いものが多いです。

③市販の高級アルコール系シャンプーのほとんどは香料を含んでいるものが多いので、香りを楽しみながらシャンプーができます

高級アルコール系シャンプーをオススメしたい方

・脂性肌の方

・日頃からスタイリング剤を使用している方

・爽快感のあるスッキリとした洗い上がりを好む方

・頭皮トラブルがない方

高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリット:~デメリット~

一方で、高級アルコール系シャンプーには以下の3つのデメリットもあげられます。

デメリット
  1. 必要以上に皮脂を洗い落とす可能性がある
  2. 髪や頭皮のダメージが大きいので、かゆみやフケの原因にも
  3. カラーやパーマの持ちが良くない

①洗浄力が高いことで、必要以上に皮脂を洗い落してしまうことがあります。
そのため、髪や頭皮の乾燥や炎症につながることも。

髪や頭皮のダメージが大きい分、かゆみやフケの原因になることもあります。
敏感肌やアトピー肌の方はできるだけ使用をひかえることをオススメします。

③髪に大きなダメージを与えるので、カラーやパーマの持ちが良くないこともあります。

以下のような方は、高級アルコール系シャンプーはできるだけ使用しないほうが良いでしょう。

高級アルコール系シャンプーを控えたほうが良い方

・敏感肌の方

・過去にかゆみやフケで悩んだことがある方

・カラーやパーマをしている方

・ヘアケアをしたい方

高級アルコール系シャンプーが合う人・合わない人につきましては、高級アルコール系シャンプーのおすすめは?特徴と成分、合う人・合わない人をご紹介でも詳しくお伝えしていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

高級アルコール系シャンプーとシリコンの関係性

「高級アルコール系シャンプーとは:~特徴~」でお伝えしていたシリコンについてご紹介します。

低価格の高級アルコール系シャンプーのほとんどは、シリコン入りのシャンプーが多いです。
それではなぜ、シャンプーにシリコンを配合しているのでしょうか?

理由としては、シリコンを配合することで髪の指通りが良くなり仕上がりがサラサラになるから。
シリコンは以下のような名称のものです。

シリコンの名称※一例です

・メチコン

・ジメチコン

・シロキサン

・シリコーン

・シラン

一時期はノンシリコンブームが到来し、”シリコン=良くない”というイメージが世に出回ったこともあります。
しかし、「シリコン=悪」ではありません

シリコンは人体に影響を及ぼすことはなく、化粧品などにも使用されています。
ただし、シャンプーの本来の目的は”頭皮の洗浄”で、髪をサラサラにすることではありません

高級アルコール系シャンプーにシリコンが配合されている理由としては、髪の仕上がりを良くするためでもあります。
実際に、美容院で使われているサロンのシャンプーにはノンシリコン、トリートメントやコンディショナーにはシリコンを配合しているものも多いです。

シリコンは使用しても問題ないですが、本来のシャンプーの洗浄には不要です。
シリコンが配合されているか気になる方は一度、ご自身の使用しているシャンプーの成分をチェックしてみてください。

まとめ

今回は、

・高級アルコール系シャンプーとは
・高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリット
・高級アルコール系シャンプーとシリコンの関係性


についてご紹介しました。

高級アルコール系シャンプーには、合う方とそうでない方がいらっしゃるんですね。
ヘアケアを意識している方や敏感肌の方は、知ってた?アミノ酸系シャンプーの4つの効果と5つのメリットでもご紹介したアミノ酸系シャンプーが良さそうですね。

そうですね。
洗浄力が高く低価格なので手軽に使用できるのですが、長い目で見ると頭皮にやさしい洗浄力のアミノ酸系シャンプーなどがおすすめです。

髪や頭皮トラブルに悩んでいる方は、この機会にアミノ酸系シャンプーに切り替えを検討してみても良いでしょう。

植林宏樹
植林宏樹

大阪の大手ディーラーで15年間勤務。
約2,000件以上のサロンを訪問し、多種多様なサロン形態と美容室経営の成功事例、失敗事例を直に見てきました。
地域で頑張るサロンのサポート方法を模索し、2015年にサロンサポート事業Plus heart開業。同時にサロン専売商品【ハナアフ】をスタート。

現在は、”商品×コンテンツ”をテーマにただ商品を売るだけではなくプラスアルファの価値を届けるように、サロン活性化のためのメニュー開発や仕組みづくり、サロン様オリジナル商品の開発にも取組み事業範囲を拡大中。
今後は、ECを使ってサロンの収入の柱を増やすシステムなどを企画中。

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