敏感肌で悩んでいるのですが、ノンシリコンや無添加のシャンプーを使用しても大丈夫ですか?
そもそも、敏感肌の原因は何なのでしょうか?
年々、敏感肌やアトピーなどに悩む方は増えているという統計があります。
そんな敏感肌の原因としては、主に4つあります。
とくに、
・頭皮にしみる
・シャンプーのあと頭皮がかゆくなる
などの症状のある方はシャンプー選びも重要です。
シャンプーのあとに、頭皮にかゆみを感じることがあります。
対処法は何かありますか?
また、シャンプーの選び方のポイントも教えていただきたいです!
頭皮のかゆみの原因としては、洗浄力の強いシャンプーを使用している場合があります。
肌に刺激のあるシャンプーを無理して使っていることで、頭皮は炎症を起こしたり荒れの原因になったりフケやかゆみなどを増長させます。
また、薄毛などの原因にもなりかねません。
薄毛ですか・・・!
敏感肌はやはり、肌にやさしいシャンプーを使用するほうが良さそうですね。
敏感肌向けのシャンプーについて、色々知りたいです!
そこで今回は、
・敏感肌の原因
・敏感肌の対処法
・敏感肌向けのシャンプー選びのポイント
について詳しくまとめています。
ぜひ、参考にしてみてください!
敏感肌の原因
敏感肌の方のシャンプーは、ノンシリコンや無添加がおすすめかどうかをお伝えする前に、まずは敏感肌の原因についてご紹介しますね。
敏感肌の原因については、主に以下の4つです。
- 頭皮の乾燥
- 加齢による肌質の変化
- シャンプー・トリートメント・*トニックが合っていない
- 白髪染めやヘアカラーによる頭皮へのダメージ
一つずつ、詳しくご説明しますね。
*トニック:かゆみ・フケ・乾燥を防いでくれるもの
敏感肌の原因:①頭皮の乾燥
乾燥は、お肌にとって大敵ですよね。
頭皮も肌ですので、乾燥している状態は良くないです。
乾燥の主な原因としては、以下の3つがあげられます。
- 食生活
- ストレス
- 洗浄力の強いシャンプーの使用
また、正しい保湿を行っていないことも多いです。
顔には化粧水や美容液を、身体にはオイルやクリームを使用しますよね。
ただし、頭皮に関しては”何もしていない”という方も多いようです。
敏感肌の原因:②加齢による肌質の変化
「年々、乾燥するようになってきた」という方も多いのではないでしょうか?
その原因としては、加齢による肌の劣化です。
なぜなら、若い頃よりも肌の水分量や皮脂量は低下し、乾燥しやすい状態だから。
また、*ターンオーバーが遅くなることで古い角質がたまり、硬い皮膚は水分を含みにくい状態になります。
*ターンオーバー:肌の生まれ変わりのサイクル
敏感肌の原因:③シャンプー・トリートメント・トニックなどが合ってない
毎日使うシャンプーやトリートメントも、直接的な原因の一つです。
洗浄力の強すぎるシャンプーは頭皮の皮脂を取り過ぎていたり、肌細胞を壊して肌の劣化を進めてしまっている可能性があります。
また、頭皮ケアとして養毛剤やトニックを使用する場合も注意が必要です。
トニックなどにはアルコールが含まれていることが多い上、*揮発性のアルコールは水分を飛ばしてしまうため過度な使用は乾燥の原因にも。
*揮発性:蒸発しやすい性質という意味
商品の裏面を見て”火気厳禁”と書かれている商品は、多量のアルコールが含まれている可能性が高いので敏感肌の方は使用を控えることをオススメします。
敏感肌の原因:④白髪染めやヘアカラーによる頭皮へのダメージ
ヘアカラーによって、頭皮を乾燥させてしまうこともあります。
とくに、白髪染めは地肌のギリギリまで薬剤を塗布するので頭皮への影響も多いです。
美容院でカラーをされる場合には、頭皮保護剤や頭皮にやさしい薬剤を使用するケースが多いので、比較的に安全かもしれません。
しかし、ホームカラーをご自身で行う際には注意が必要です。
髪の”染まり”を重視する刺激の強いカラー剤は、頭皮を痛めたり乾燥したりします。
そのため、頭皮にベタベタと塗りすぎないように気をつけましょう。
敏感肌の対処法
敏感肌の対処法としては、やはりノンシリコンや無添加のシャンプーを使うことなのでしょうか?
もちろん、シャンプーの見直しも重要です。
こちらでは、3つの対処法をご紹介しますね。
前提として、アトピーや皮膚病をお持ちの方は、まずは皮膚科に相談されることをオススメします。
その上で、毎日のケアとして以下の3つの対処法を試してみましょう。
- 生活リズムを整える
- 頭皮の保湿
- シャンプーの見直し
一つずつ、詳しくみていきましょう。
敏感肌の対処法:①生活リズムを整える
生活リズムを整えることは、髪や頭皮だけでなくお肌のケアも含めて非常に重要です。
生活リズムの中で、とくに大切なポイントは食事と睡眠。
「睡眠不足や食生活が乱れて肌が荒れてしまった・・・」
上記のようなご経験はありませんか?
たとえば、暴飲暴食。
暴飲暴食をすることは内臓に負担をかけてしまう上、お肌に表れてしまうことも多いです。
また、肌に良いと言われている”ビタミンC・ビタミンB・ビタミンA”などを摂取することも一つの手。
とくに、ビタミンAは肌の抵抗力を高めます。
ビタミンAは豚レバー・鶏レバー・ウナギなどで摂取できますよ。
他の食べ物も気になる方は、下記のサイトをご参考ください。
余談ではありますが、生活習慣の見直しは白髪や薄毛の対策でも効果的と言われています。
詳細につきましては、白髪が生える原因は何?今日から簡単に始められる白髪対策5選と女性の薄毛の原因は?髪を健やかに保つためのシンプルなケア5選の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
敏感肌の対処法:②頭皮の保湿
肌は乾燥することで、バリア機能は低下します。
バリア機能は低下し、さらに乾燥することは負のスパイラルに入ってしまいます。
そのため、悪化の原因につながりますので、早めに頭皮の保湿をしましょう。
頭皮を乾燥しない方法としては、以下の2つです。
- 頭皮の油分を取りすぎない
- 頭皮の保湿ケアをする
①頭皮の油分を取りすぎない方法としては、洗浄力の強いシャンプーの使用は避けましょう。
②シャンプーの前に頭皮にオイルを塗る方法や、シャンプーの後に保湿剤を塗る方法などがあります。
オイルケアのやり方については、下記をご覧ください。
→オイルケアの方法はこちら
※ケアオイルの使い方をご覧ください
敏感肌の対処法:③シャンプーの見直し
毎日使うシャンプーは非常に大切です。
洗浄力の強いシャンプーを見極める方法としては、まずは洗浄成分を確認しましょう。
頻繁に使用されるシャンプーの洗浄成分をご紹介します。
髪への ダメージ | 肌への 残留 | 洗浄力 | 手触り | 泡立ち | 適した用途 | |
スルホコハク酸系シャンプー | 〇 | ◎ | 〇 | △ | 〇 | 敏感肌 ベビーシャンプー |
アミノ酸系シャンプー | ◎ | △ | △~〇 | ◎ | 〇 | ダメージケア |
石けん系シャンプー | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 薬用 自然派 |
ベタイン系シャンプー | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | ベビーシャンプー 他の補助 |
高級アルコール系シャンプー | × | × | ◎ | × | ◎ | クレンジング スカルプ |
上記のことから、敏感肌の方はラウレス硫酸やラウレル硫酸などの成分が入っている高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強いので、使用を控えることをおすすめします。
シャンプーの種類につきましては、下記の記事で詳しくご紹介しています。
気になる方はぜひ、合わせてご覧ください。
シャンプーの種類につきましては、シャンプーの種類が多すぎて分からない!失敗しないシャンプーの選び方3選で詳しくご紹介しています。
気になる方はぜひ、合わせてご覧ください。
敏感肌の方向けのシャンプー選びのポイント
敏感肌にオススメのシャンプーは、ノンシリコンや無添加だけでしょうか?
シャンプーの選び方のポイントを教えてください!
お待たせしました!
最後に、敏感肌向けのシャンプー選びのポイントについて以下の3つをご紹介します。
- ボタニカルやオーガニックのシャンプー
- ノンシリコンシャンプー
- 無添加シャンプー
一つずつ、詳しくご紹介しますね。
敏感肌向けのシャンプー選びのポイント:①ボタニカルやオーガニックのシャンプー
ボタニカル系やオーガニック系の商品はシャンプーはもちろん、スキンケアやサプリの分野においても多岐にわたります。
そんなボタニカルやオーガニックのシャンプーは、敏感肌の方には良いのでしょうか?
結論からお伝えすると、必ずしも良いとは限りません。
なぜなら、”ボタニカル・オーガニック=低刺激や敏感肌用”ではないから。
全般的にはナチュラルな原料を使用している分、安全で刺激も少ないものが多いです。
ただし、海外製の商品はとくに洗浄力の強いものや日本人の皮膚に適していないものもあります。
また、”植物=やさしい”というイメージもありますが、植物アレルギーもあります。
たとえば、花粉症が良い例ですね。
つまり、同じものを使っても刺激を感じる方や感じない方もいるので、あなたの肌に合っているシャンプーを探すことが大切です。
そのため、商品のパッケージやイメージだけではなく、「どんな成分が入っているのか?」にも興味を持ってみると良いでしょう。
敏感肌向けのシャンプー選びのポイント:②ノンシリコンシャンプー
結論からお伝えすると、敏感肌とシリコンは直接的に関係ありません。
なぜなら、シリコンは肌に刺激を与えることはないから。
シリコンは、ノンシリコンブームで良くないイメージもあるかもしれません。
しかし、実際は肌への刺激もなく髪の保護効果もあるので、ヘアケアの成分としては優秀です。
一方で、頭皮の洗浄を目的としたシャンプーには、シリコンを配合する必要はありません。
そのような背景により、ノンシリコンブームにつながってしまっているのです。
それではなぜ、シャンプーにシリコンが配合されたのでしょうか?
理由としては、なめらかな手触りの髪に仕上げるためです。
とくに安価なシャンプーは、強い洗浄成分(洗剤と同じようなもの)を使用します。
そのため、手触りが悪くなることをごまかすために、シリコンをいれて滑らかな洗い上がりにしています。
つまり、シリコン自体は悪いのではなく、シリコンを入れないといけない洗浄成分のシャンプーが良くないということですね。
シリコンについては、下記の記事をご参考ください。
敏感肌向けのシャンプー選びのポイント:③無添加シャンプー
最後に、無添加シャンプーについてご紹介します。
結論からお伝えすると、パラベンやフェノキシエタノールの防腐剤や合成香料などは肌に刺激があるので、敏感肌の方にとって無添加は良いです。
一方、無添加のデメリットは、添加物を抑えるために特別な処方で製造することで価格が高くなる場合もあります。
そもそも、化粧品(シャンプーも含む)でいう無添加とは、*指定成分無添加のことです。
現在の無添加は、化学防腐剤無添加・合成香料無添加などの”○○無添加”を無添加と表現していることが多いです。
*指定成分無添加:購入者はトラブル避けられるよう、以前は化粧品原料の中でとくに毒性の強い102種類を指定し、表示を義務づけてたもの
102種類の詳細はこちら
かつての*薬事法では、肌への負担が大きい成分などを表示しないといけないというルールがありました。
つまり、”その表示指定を受けている成分を添加していない=無添加”という表現でした。
*薬事法:医薬品や医薬部外品、化粧品そして医療用具に関することを規制して、適正を図ることを目的とする法律のこと。
しかし、2001年以降に化粧品の全成分表示が義務づけられてからは表示指定成分というのがないので、厳密には無添加化粧品はありません。
昔と今の”無添加の定義”は変わったということですね。
敏感肌向けのシャンプー選びのポイント3選の、すべてにあてはまるシャンプーは『ハナアフ』です。
『ハナアフ』は、スキンケア発想で作られた肌にやさしいシャンプーですので、敏感肌や乾燥肌の方にオススメです。
『ハナアフ』は美容専売品ですので、ご購入の際はお近くの美容室orインターネットで!
まとめ
今回は、
・敏感肌の原因
・敏感肌の対処法
・敏感肌向けのシャンプー選びのポイント
についてご紹介しました。
記事内でご紹介した内容をまとめますね!
【敏感肌の原因】
①頭皮の乾燥
②加齢による肌質の変化
③シャンプー・トリートメント・トニック*が合っていない
④白髪染めやヘアカラーによる頭皮へのダメージ
【敏感肌の対処法】
①生活リズムを整える
②頭皮の保湿
③シャンプーの見直し
【敏感肌向けのシャンプー選びのポイント】
①ボタニカルやオーガニックのシャンプーについて
必ずしも”ボタニカル・オーガニック=低刺激”とは限らない。
②ノンシリコンシャンプーについて
”ノンシリコン=良い・シリコン=良くない”ということではない。
シリコンは肌に直接的な影響はなく、シリコンシャンプーの成分に問題がある。
③無添加シャンプーについて
パラベンやフェノキシエタノールの防腐剤や合成香料は、肌に刺激があるので敏感肌の方にとっては良い。
敏感肌の原因はさまざまですが、とくに乾燥には注意が必要です。
乾燥を避けるためには、以下の2つを心がけてみてください。
・洗浄力の強すぎるシャンプーを避ける
・「あなたの肌に合わない成分は何なのか?」を意識する
上記の2つを意識します!
知人にオススメのシャンプーでも私の髪や肌に合っていないと意味ないですよね。
そうですね。
シャンプー選びには相性があるので、あなたの髪・肌に合うシャンプー選びをしてみてください。