シャンプーの弱酸性と弱アルカリ性って?肌や髪との関係性を知って賢いシャンプー選びをしよう!

シャンプーには、弱酸性と弱アルカリ性があるのですか?

シャンプーは弱酸性と弱アルカリ性のものがありますが、ほとんどのシャンプーは弱アルカリ性のシャンプーで作られています。

どちらがおすすめなのでしょうか?

弱酸性と弱アルカリ性はどちらもメリット・デメリットがありますので、必ずしも「弱酸性(弱アルカリ性)が良い」とは言えません。
そこで今回は、

・弱酸性とアルカリ性の関係性
・弱酸性のシャンプーのメリットとデメリット
・弱アルカリ性のシャンプーのメリットとデメリット


について詳しくご紹介します。

  Mary(まりー)
Mary(まりー)

初めまして。Plus heartのwebライターのMary(まりー)です。
色んな方法を使って人とコミュニケーションを取ることが大好き!
「話す・書く・手話する」の3刀流で”人とのつながり”を大切にしています。
昔から”美”に関することは、基本的に何でも興味を持っています。
しかし、実をいうと美容業界にいる年数はまだ1年も経っていません。
そこで、このたび長年、美容業界にいらっしゃる植林さんと一緒に【美容に関する記事】をたくさん発信していきたいと思います。

目次

弱酸性と弱アルカリ性の関係性

シャンプーの弱酸性と弱アルカリ性について、詳しく教えてください!

まずは、弱酸性と弱アルカリ性の関係性についてご紹介します。

はじめに、人の身体の構造についてお伝えすると肌の表面は弱酸性、体内は弱アルカリ性で作られています
弱酸性のシャンプーは、肌や髪と同じですので、やさしい成分でできていることが大きな特徴です。

理想の髪のpH*は、4.5~5.5くらいの弱酸性がベストと言われています。

弱酸性のシャンプーは、低刺激ですので敏感肌の方にもおすすめ。
低刺激シャンプーに関しては、下記の記事でもご紹介しています。

*pH:アルカリ性や酸性を示す値のこと

一方で、市販のシャンプーのほとんどは弱アルカリ性のシャンプーです。
弱アルカリ性は洗浄力が高いので汚れ落ちは良いですが、髪のキューティクルが開いている状態ですので髪が傷みやすいです。

どちらも良し悪しがありますので、弱酸性と弱アルカリ性の良いところを知って健やかな髪を保つようにしましょう。

余談ですが、弱酸性のシャンプーの中には中性よりのpH7.0でも弱酸性のシャンプーと謳っている商品もあります。
そのため、弱酸性のシャンプーと書かれているシャンプーは、pHも合わせてチェックすることをおすすめします。

市販のシャンプーのほとんどはpHの数値が書かれていないことが多いですが、美容院のシャンプーやネット販売されているシャンプーにはpHの数値が書かれているものもあります。

弱酸性のシャンプーのメリットとデメリット

先ほどは、シャンプーの弱酸性と弱アルカリ性の関係性について教えてくださりありがとうございます。
弱酸性と弱アルカリ性のメリットとデメリットも知りたいです!

次に、弱酸性のメリットとデメリットについてそれぞれご紹介します。

弱酸性のシャンプーのメリットとデメリット:~弱酸性のメリット~

弱酸性のメリットについて、以下の4つをご紹介します。

弱酸性のシャンプーのメリット
  1. 肌や髪にやさしい
  2. 洗浄力はマイルド
  3. 髪へのダメージが少ない
  4. パーマやカラーの持ちが良い

①「弱酸性と弱アルカリ性の関係性」でもお伝えしましたが、肌や髪は弱酸性ですので肌や髪への刺激が少なく敏感肌やアトピー肌の方にもおすすめです。
また、弱酸性のシャンプーは低刺激ですので、お子さんにも安心して使用できるものもあります。

②洗浄力はマイルドですので、必要以上の皮脂を洗い落とす心配がありません。
そのため、かゆみやフケ、ニキビなどの頭皮トラブルや乾燥肌で悩んでいる方にもおすすめです。

③弱酸性は髪へのダメージが少ないので、髪が傷みやすい方にも◎。
ダメージケアを重視したい方もオススメです。

④弱酸性は洗浄力がマイルドですので、パーマやカラーとの相性も良いです。
なぜなら、弱酸性のシャンプーは保湿効果も期待されているから。

そのため、パーマやカラーをしている方は、やさしい洗浄力の弱酸性のシャンプーを使用してみても良いでしょう。

弱酸性のシャンプーのメリットとデメリット:~弱酸性のデメリット~

弱酸性のデメリットについて、以下の2つをご紹介します。

弱酸性のシャンプーのデメリット
  1. 強力なスタイリング剤は一度で洗い落とせない
  2. 余分な皮脂が洗い落とせないことも

①弱酸性のシャンプーは洗浄力がマイルドですので、強力なスタイリング剤は一度で洗い落とすことができないこともあります。

②とくに脂性肌の方は、皮脂汚れを十分に洗い落とせない場合もあります。

ちなみにですが、弱酸性のシャンプーの種類としては、以下のようなシャンプーがあります。
詳しくは、別記事でもご紹介していますので合わせてご覧ください。

弱酸性のシャンプーの種類※一例です
  • アミノ酸系
  • ベタイン系

アミノ酸系シャンプーにつきましては、知ってた?アミノ酸系シャンプーの4つの効果と5つのメリットにご紹介していますので、ご参考ください。

弱アルカリ性のシャンプーのメリットとデメリット

先ほどは、弱酸性のシャンプーのメリットとデメリットについてご紹介しましたが、弱アルカリ性のシャンプーにも良し悪しがあります。
次に、弱アルカリ性のシャンプーのメリットとデメリットについてそれぞれご紹介します。

弱アルカリ性のシャンプーのメリットとデメリット:~弱アルカリ性のメリット~

弱アルカリ性のシャンプーのメリットについて、以下の3つをご紹介します。

弱アルカリ性のシャンプーのメリット
  1. 汚れ落ちが良い
  2. 洗浄力が高い
  3. すっきりとした洗い上がり

①弱アルカリ性のシャンプーのメリットは、何と言っても汚れ落ちが良いことです。
皮脂汚れや頭皮の臭いなどをしっかりと洗い落としてくれます。

②洗浄力が高いため、頭皮の皮脂が多い脂性肌の方にはとくにおすすめです。

頭皮の爽快感を感じられやすいので、すっきりとした洗い上がりを好む方はアルカリ性のシャンプーが良いでしょう。

弱アルカリ性のシャンプーのメリットとデメリット:~弱アルカリ性のデメリット~

弱アルカリ性のシャンプーのデメリットについて、以下の3つをご紹介します。

弱アルカリ性のシャンプーのデメリット
  1. 髪が傷みやすい
  2. 洗浄力が高すぎて頭皮への刺激があることも

①弱アルカリ性はpHが高く、髪のキューティクルが開きやすいです。
弱アルカリ性に傾いている状態は、髪へのダメージを受けやすく傷みの原因につながります

そのため、弱酸性に戻すことが大切なポイントです。
対処法としては、弱アルカリ性のシャンプー後は弱酸性のトリートメントやコンディショナーをつけるようにしましょう。

②弱アルカリ性のシャンプーは、洗浄力が高いことから余分な皮脂まで洗い落としてしまう可能性もあります。
そのため、頭皮の乾燥やかゆみ、フケなどの頭皮トラブル原因にも・・・。

敏感肌や乾燥肌の方は頭皮トラブルになるリスクがあるので、髪や肌にやさしい弱酸性のシャンプーの使用をおすすめします。

弱アルカリ性のシャンプーの種類は、以下のシャンプーがあります。
詳しくは、下記の記事にもご紹介していますので、ご参考ください。

弱アルカリ性のシャンプーの種類※一例です
  • 高級アルコール系
  • 石けん系

「そもそも、シャンプーの種類の違いが分からない!」という方は、下記の記事をご参照ください。
6種類のシャンプーを違いをそれぞれご紹介しています。

まとめ

今回は、

・弱酸性と弱アルカリ性の関係性
・弱酸性のシャンプーのメリットとデメリット
・弱アルカリ性のシャンプーのメリットとデメリット


についてご紹介しました。

シャンプーには弱酸性のシャンプーと弱アルカリ性のシャンプーがあり、それぞれ特徴があるんですね。
必ずしも、「弱酸性のシャンプーが良い」ということではないんですね。

髪は、季節や髪質によって日々変化するものです。
そのため、ずっと同じシャンプーを使い続けることは正解とも言えません。

なぜなら、急に頭皮トラブルを引き起こしたり、髪のきしみやパサつきに悩むこともあるから。
今、使用しているシャンプーに違和感を感じられたときは、シャンプーの見直す良い機会かもしれませんね。

そんなときは、思い切ってシャンプーを切り替えてみても良いでしょう。
健康な髪を維持するためにも、弱酸性・弱アルカリ性の特性を知って上手に付き合っていきましょう。

植林宏樹
植林宏樹

大阪の大手ディーラーで15年間勤務。
約2,000件以上のサロンを訪問し、多種多様なサロン形態と美容室経営の成功事例、失敗事例を直に見てきました。
地域で頑張るサロンのサポート方法を模索し、2015年にサロンサポート事業Plus heart開業。同時にサロン専売商品【ハナアフ】をスタート。

現在は、”商品×コンテンツ”をテーマにただ商品を売るだけではなくプラスアルファの価値を届けるように、サロン活性化のためのメニュー開発や仕組みづくり、サロン様オリジナル商品の開発にも取組み事業範囲を拡大中。
今後は、ECを使ってサロンの収入の柱を増やすシステムなどを企画中。

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