シャンプーの種類が多すぎて分かりません・・・。
一体、何を基準に選べば良いのでしょうか?
代表的なシャンプーの種類では、”高級アルコール系シャンプー”と”石けん系シャンプー”そして、”アミノ酸系シャンプー”の3つがありますが、特徴や効果はそれぞれ異なります。
他にもシャンプーの種類がいくつかあるので、合わせてご紹介しますね。
ありがとうございます!
自分に合ったシャンプーの選び方も一緒に知りたいです。
そこで今回は、
・シャンプーの種類
・シャンプー選びのポイント
について詳しくご紹介します。
シャンプーの種類
シャンプーの種類が多すぎて分かりません。
分かりやすく教えてください!
早速ですが、シャンプーの種類についてご紹介します。
シャンプーは、主に以下の6種類に分けられます。
- 高級アルコール系
- 石けん系
- アミノ酸系
- ベタイン系
- オレフィン系
- スルホコハク酸系
一つずつ、詳しくご紹介しますね。
※シャンプーの種類は分類別にすると、かなり多くの種類に分けられます。
こちらの記事では、とくに人気のあるシャンプーの種類を抜粋しています。
別記事でも詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
*関連記事:「シャンプーの”自分に合うもの”は何で判断すべき?自分に合ったシャンプーの見つけ方3選」
シャンプーの種類:①高級アルコール系シャンプー
1つ目の高級アルコール系シャンプー(以下、高級アルコール系)は、石油系の合成界面活性剤で作られたシャンプーです。特徴としては、以下の5つです。
高級アルコール系といえば、何と言っても洗浄力の高さと低価格でコスパが良いことです。
一方で、洗浄力が高い分、余分な皮脂まで洗い流す可能性もあるので頭皮や髪への刺激は強いです。
・脂性肌の方
・スッキリとした洗い上がりを好む方
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸アンモニウム
*関連記事:「高級アルコール系シャンプーは良くないってホント?特徴や成分、メリット・デメリットを徹底解説!」
シャンプーの種類:②石けん系シャンプー
2つ目の石けん系シャンプー(以下、石けん系)は、天然由来の界面活性剤で作られたシャンプーです。
特徴としては、以下の5つです。
石けん系は洗浄力が高いですが天然由来の界面活性剤で作られているので、髪や頭皮そして環境にやさしいです。
また、弱アルカリ性ですので髪のキューティクルが開いた状態になるため、髪のきしみやごわつきに悩む方も中にはいらっしゃいます。
・脂性肌の方
・スッキリとした洗い上がりを好む方
高級アルコール系よりも髪や頭皮への刺激が少ないので、高級アルコール系が合わない方は石けん系を使用することも一つの手ですよ。
・石けん素地
・石けん分
・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸カリウム
*関連記事:「石けん系シャンプーの成分や特徴は?他のシャンプーとの見分け方や4つのメリットをご紹介」
シャンプーの種類:③アミノ酸系シャンプー
3つ目のアミノ酸系シャンプー(以下、アミノ酸系)は、天然由来の界面活性剤で作られたシャンプーです。
特徴としては、以下の5つです。
アミノ酸系も髪や頭皮にやさしい洗浄成分で作られています。
その上、髪に栄養や保湿を与えたりする効果も期待されます。
カラーやパーマの持ちも良いのもメリットの一つ。
一方で、洗浄力がマイルドなので、ハードなスタイリング剤などは一度で洗い落とすことができない場合もあります。
・敏感肌の方
・頭皮トラブルに悩んでいる方
アミノ酸系は5つの系統に分けられるため、さまざまな名称があります。
①タウリン系
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
ココイルメチルタウリンタウリンNa
②アラニン系
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルメチルアラニンTEA
③グリシン系
ラウロイルサルコシンTEA
ラウロイルサルコシンNa
ココイルサルコシンTEA
ココイルサルコシンNa
ココイルグリシンK
④グルタミン系
ラウロイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA
⑤アスパラギン酸系
ラウロイルアスパラギン酸Na
*関連記事:「アミノ酸系シャンプーを使い始めてから髪がきしむのはなぜ?4つの原因と5つの解決策」
シャンプーの種類:④ベタイン系
4つ目のベタイン系シャンプー(以下、ベタイン系)は、植物由来の界面活性剤で作られたシャンプーです。
特徴としては、以下の5つです。
アミノ酸系と似た成分ではありますが、アミノ酸系よりもより洗浄力はマイルドです。
そのため、ベビーシャンプーとして使われることもあります。
一方で、アミノ酸系と同様、スタイリング剤を落としにくいというデメリットも。
低刺激ですので安全性も高く、敏感肌の方にはとくにオススメです。
・敏感肌の方
・アミノ酸系が合わない方
・コカミドプロビルベタイン
・ラウラミドプロピルベタイン
シャンプーの種類:⑤オレフィン系シャンプー
5つ目のオレフィン系シャンプー(以下、オレフィン系)とは、天然由来の界面活性剤で作られたシャンプーです。
特徴としては、以下の5つです。
オレフィン系は洗浄力が高いですが、天然由来の界面活性剤で作られているので髪や頭皮への刺激は少ないです。
泡立ちや泡切れも良いので、使いやすいシャンプーでもあります。
特徴が高級アルコール系と似ていることから、高級アルコール系の代替品として使われることもあります。
一方で洗浄力は高い分、カラーやパーマの持ちは良くないというデメリットもあります。
・脂性肌の方
・高級アルコール系が合わない方
・オレフィン(C14-16)スルホン酸
シャンプーの種類:⑥スルホコハク酸系シャンプー
6つ目のスルホコハク酸系シャンプー(以下、スルホコハク酸系)は、天然由来の界面活性剤で作られたシャンプーです。
特徴としては、以下の5つです。
スルホコハク酸系はアミノ酸系シャンプーのあとに開発されたシャンプーですので、アミノ酸系と似た特徴が多いです。
アミノ酸系よりも洗浄力は高く泡立ちが良いので、スタイリング剤を落としやすいことがポイント。
また、ベタイン系と同様に、スルホコハク酸系もベビーシャンプーとして使われているので低刺激で安心です。
・敏感肌の方
・ある程度の洗浄力を求めている方
・スルホコハク酸ラウレス2Na
・スルホコハク酸ラウリル2Na
余談ですが、弊社の『ハナアフ』シャンプーはスルホコハク酸系で作られたシャンプーです。
詳細はコチラをご覧ください。
「初めて知る言葉が多くて分からない!」という方は、下記に表でまとめましたのでぜひご覧ください。
洗浄力 | 泡立ち | 値段 | 髪や頭皮への刺激 | |
高級アルコール系 | ◎ | ◎ | 安 | 強い |
石けん系 | ○ | ○ | 安 | やさしい |
アミノ酸系 | △ | △ | 高 | やさしい |
ベタイン系 | △ | △ | 高 | やさしい |
オレフィン系 | ◎ | ◎ | 安 | 弱い |
スルホコハク酸系 | △ | ○ | 高 | やさしい |
シャンプー選びのポイント
先ほど、6種類のシャンプーについてそれぞれ特徴を知りましたが、やはり種類が多すぎて自分に合うシャンプーがピンときていません・・・。
シャンプー選びのポイントって何かありますか?
シャンプー選びのポイントとしては、以下の3つです。
- 髪質や肌質を知る
- 髪や頭皮の悩みを知る
- 「これだけはゆずれない!」ポイントを探す
①まずは、あなたの髪質や肌質を知ることから始めましょう。
・髪質は、細毛or普通毛or硬毛なのか
・肌質は、乾燥肌or敏感肌or混合肌or脂性肌なのか
上記が分からない場合は、行きつけの美容師さんに髪質を聞いてみても◎。
髪質や肌質に合ったシャンプーを使うことで、髪の仕上がりも変化します。
②髪や頭皮で悩んでいることがあれば、ピックアップしてみましょう。
たとえば、くせ毛、薄毛、枝毛、切れ毛など。
カラーやパーマでダメージした髪などは、ダメージケアができるアミノ酸系がオススメです。
③シャンプー選びでもっとも重視したいことは何でしょうか?
・成分
・価格
・洗浄力
・洗い上がり
など、あなたにとってシャンプー選びで一番重視したいポイントを探しましょう。
価格よりも髪のダメージケアを重視したい方は、アミノ酸系・ベタイン系・スルホコハク酸系がおすすめ。
一方で、コスパ重視の方は高級アルコール系・石けん系・オレフィン系がおすすめです。
まとめ
今回は、
・シャンプーの種類
・シャンプー選びのポイント
についてご紹介しました。
シャンプーの種類は本当に多すぎて悩みますが、色々特徴を知ることができて良かったです!
自分の髪質や肌質に合ったシャンプーを使ってみます。
シャンプーには相性があります。
合う合わないがあるので、ぜひあなたに合ったシャンプーを手に取ってみてくださいね。