アミノ酸系シャンプーって、どんな効果があるんですか?
アミノ酸系シャンプーはその名の通り、アミノ酸系の洗浄成分が入っているシャンプーで髪に栄養を補う効果があります。
そうなんですね。
アミノ酸系シャンプーには、どんなメリットデメリットがありますか?
そこで今回は、
・アミノ酸系シャンプーの効果
・アミノ酸系シャンプーの成分
・アミノ酸系シャンプーのメリットとデメリット
について詳しくご紹介します。
アミノ酸系シャンプーとは?
アミノ酸系シャンプーの効果について、詳しく教えてください!
まずは、アミノ酸系シャンプーについてご紹介します。
冒頭でもお伝えしましたが、アミノ酸系シャンプーとはアミノ酸系の洗浄成分が入っているシャンプーのことです。
次の章では、アミノ酸について詳しくご紹介します。
アミノ酸系シャンプーとは?:~アミノ酸~
アミノ酸系シャンプーについて、もう少し詳細をご紹介します。
アミノ酸系シャンプーのアミノ酸とは、
エネルギー産生栄養素のひとつであるたんぱく質を構成する、20種類の有機化合物のこと。
厚生労働省 e-ヘルスネット アミノ酸
とのこと。
つまり、20種類のうち一つでも欠けるとタンパク質を合成することができないのです。
また、人を構成する要素の約60%は水で、次にアミノ酸が残りの40%のうちの半分を占めています。
アミノ酸は、身体に必要不可欠なものということですね。
アミノ酸系シャンプーの効果
アミノ酸の洗浄成分が入っているアミノ酸系シャンプーには、どのような効果があるのでしょうか?
アミノ酸系シャンプーの効果としては、以下の4つがあげられます。
- 髪や皮膚と同じ弱酸性なので髪や頭皮、肌にやさしい
- 栄養を補う効果が期待される
- 洗浄力がマイルド
- 植物由来で作られていて、環境にもやさしい
①「アミノ酸系シャンプーとは?:~アミノ酸~」でもお伝えしましたが、髪や皮膚はタンパク質でできていてタンパク質はアミノ酸によって構成されています。
アミノ酸は弱酸性で頭皮や髪にやさしいので、敏感肌の方にもオススメです。
②繰り返しになりますが、アミノ酸系シャンプーは髪と同じアミノ酸で作られています。
一般的なシャンプーは頭皮の洗浄のみですが、アミノ酸系シャンプーは洗浄+栄養を補いながらシャンプーができます。
③洗浄力もマイルドですので、必要な汚れのみ洗い落としてくれます。
④髪や頭皮だけでなく、環境にもやさしいです。
次の章では、アミノ酸系シャンプーの成分について詳しくご紹介しますね。
アミノ酸系シャンプーの成分
先ほどは、アミノ酸系シャンプーの効果についてお伝えしました。
次に、アミノ酸系シャンプーの成分についてご紹介します。
アミノ酸系シャンプーの成分は、以下の5つの系統に分けられます。
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
ココイルメチルタウリンタウリンNa
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルメチルアラニンTEA
ラウロイルサルコシンTEA
ラウロイルサルコシンNa
ココイルサルコシンTEA
ココイルサルコシンNa
ココイルグリシンK
ラウロイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイルアスパラギン酸Na
シャンプーの種類にはアミノ酸系シャンプーの他に、石けん系シャンプーと高級アルコール系シャンプーなどがあります。
石けん系シャンプーと高級アルコール系シャンプーの成分は、下記の表でご紹介しています。
成分 | 洗浄力 | |
アミノ酸系シャンプー | タウリン系アラニン系グリシン系グルタミン系アスパラギン酸系 | △ |
石けん系シャンプー | けん素地(カリ石けん素地)、石けん分(純石けん分)、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなど | 〇 |
高級アルコール系シャンプー | ラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム)ラウレス硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)ラウレス硫酸アンモニウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム)ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウムオレフィン(C14-C16)スルホン酸ナトリウムなど | ◎ |
*関連記事:「シャンプーの”自分に合うもの”は何で判断すべき?自分に合ったシャンプーの見つけ方3選」
アミノ酸系シャンプーのメリット・デメリット
アミノ酸系シャンプーには4つの効果と、5つの成分に分かれるんですね。
そんなアミノ酸系シャンプーはメリットやデメリットって何なのでしょうか?
次の章では、アミノ酸系シャンプーのメリットとデメリットについて詳しくご紹介します。
アミノ酸系シャンプーのメリット・デメリット:~メリット~
まずは、アミノ酸系シャンプーの5つメリットをご紹介します。
- パサつきにくい
- 栄養を与える
- 保湿する
- 抜け毛を防ぐ
- 乾燥のフケ防止
①アミノ酸系シャンプーは洗浄力がマイルドなので髪にやさしいことはもちろん、髪のダメージを抑えてくれるのでパサつきにくいです。
②「アミノ酸系シャンプーの効果」でもお伝えしましたが、髪はタンパク質を構成するアミノ酸でできているので、栄養を取り入れながらシャンプーをすることができます。
③④洗浄力がマイルドな分、髪や頭皮の保湿や抜け毛を防いでくれる役割もあります。
⑤髪はもちろん、肌にもやさしいシャンプーなので乾燥によるフケ防止も期待できます。
・敏感肌や乾燥肌
・髪の広がりを抑えたい
・髪のダメージケアや頭皮トラブルに悩んでいる
アミノ酸系シャンプーのメリット・デメリット:~デメリット~
次に、アミノ酸系シャンプーの4つのデメリットをご紹介します。
- 値段が高価
- 洗浄力がやや弱い
- スタイリング剤を落としにくい
- 髪がきしむ
①②高級アルコール系シャンプーや石けん系シャンプーに比べると値段が高く、洗浄力はやや弱いものが多いです。
そのため、コスパ重視の方や脂性肌の方は高級アルコール系シャンプーか石けん系シャンプーとの相性が良い場合もあります。
③洗浄力がマイルドなので、ハードなスタイリング剤などは一度で落とせないこともあります。
④アミノ酸系シャンプーの中でもノンシリコンシャンプーを使用している場合はとくに、シリコンシャンプーに比べて髪がきしみやすいです。
なぜなら、シリコンは髪の保護やコーティングが目的で指通りを良くするものだから。
シリコンシャンプーはノンシリコンシャンプーに比べると、髪の指通りが良くサラサラに感じることも多いかもしれません。
しかし、シャンプーの本来の目的は”頭皮の洗浄”なのでシリコンは不要です。
シリコン入りのシャンプーの大半は、アミノ酸系シャンプーではなく洗浄力の高い高級アルコール系シャンプーです。
洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーには、髪へのダメージが少ないのでシリコンは不要なのです。
とくに、シリコンシャンプーからノンシリコンシャンプーへ切り替えた方は、髪のきしみに悩まれるかもしれません。
対処法としては、アミノ酸系シャンプーは長期的に効果を感じられるものなので、まずは数ヶ月使い続けてみましょう。
シリコン・ノンシリコンにつきましては、下記の記事でも詳しくご説明していますのでぜひご覧ください。
*関連記事:「シャンプーのノンシリコンの見分け方は?シリコンとの違いやメリット・デメリットを簡単にご紹介します」
*関連記事:「オーガニックシャンプーは国産をおすすめする理由とは?特徴や注意点も合わせてご紹介!」
まとめ
今回は、
・アミノ酸系シャンプーの効果
・アミノ酸系シャンプーの成分
・アミノ酸系シャンプーのメリットとデメリット
についてご紹介しました。
アミノ酸系シャンプーには、髪に効果的な成分がたくさん入っているんですね。
他のシャンプーとの違いが分かってスッキリしました!
どちらのシャンプーにもメリット・デメリットはあります。
敏感肌の方や髪のダメージに悩まれている方はアミノ酸系シャンプーがオススメです。
一方で、スタイリング剤を使用している方や洗い上がりがスッキリしたい方は、洗浄力の高いシャンプーがオススメですよ。
あなたの髪質や好みに合ったシャンプーを探してみてくださいね。