【解説】無鉱物油って何?無鉱物油は肌にやさしいって本当?鉱物油との違いを簡単にご紹介します 

化粧品やシャンプーなどに”無鉱物油”や”鉱物油フリー”と書かれていますが、一体何なのでしょうか?

無鉱物油とは、石油や天然ガスなどの原料である鉱物を使っていないオイルのことです。
鉱物油フリーも同じ意味ですね。

無鉱物油は、鉱物油よりも安全性は高いのでしょうか?
それぞれの違いについて、詳しく知りたいです。

そこで今回は、

・無鉱物油とは
・無鉱物油と鉱物油のメリット・デメリット
・安全性の高いのはどっち?


について詳しくご紹介します。

  Mary(まりー)
Mary(まりー)

初めまして。Plus heartのwebライターのMary(まりー)です。
色んな方法を使って人とコミュニケーションを取ることが大好き!
「話す・書く・手話する」の3刀流で”人とのつながり”を大切にしています。
昔から”美”に関することは、基本的に何でも興味を持っています。
しかし、実をいうと美容業界にいる年数はまだ1年も経っていません。
そこで、このたび長年、美容業界にいらっしゃる植林さんと一緒に【美容に関する記事】をたくさん発信していきたいと思います。

目次

無鉱物油とは

無鉱物油って何ですか?

まずは、無鉱物油と鉱物油について簡単に解説します。

無鉱物油とは:①無鉱物油って何?

冒頭でもお伝えした通り、無鉱物油とは石油・天然ガス・石炭などの原料を使用していない油です。

無鉱物油とは、どんな成分が入っているのですか?

主に、植物オイルと呼ばれる成分が入っています。

植物油の成分名称※一例です
  • ホホバ油
  • オリーブ油
  • アボカド油
  • ひまわり油

鉱物油フリーも、無鉱物油と同じ意味です。

無鉱物油とは:②鉱物油との違いって?

一方、鉱物油とは石油や天然ガス、石炭などの鉱物を原料にして精製された油です。

鉱物油の成分名称※一例です
  • ワセリン
  • パラフィン
  • 流動パラフィン
  • ミネラルオイル
  • セレシン

鉱物は英語で”ミネラル”と言いますが、ミネラルウォーターのミネラルとは違う意味です。

ワセリンは、医療現場などでも使用されていることもあり、安全性の高いものとして使われています。
中には、鉱物油で作られたベビーオイルもあります。

鉱物油と無鉱物油の安全性の高さについては、最後の章で詳しくご紹介します。

無鉱物油と鉱物油のメリット・デメリット

先ほどは、無鉱物油と鉱物油の違いは何なのかについて簡単にご紹介しました。
次に、

①無鉱物油のメリット・デメリット
②鉱物油のメリット・デメリット

についてご紹介します。

無鉱物油と鉱物油のメリット・デメリット:①無鉱物油のメリット・デメリット

まずは、無鉱物油のメリットとデメリットについてご紹介します。

無鉱物油のメリット
  • 肌なじみが良い
  • さらっとしたつけ心地
  • ミネラルやビタミンなどの栄養が含まれているものもある
無鉱物油のデメリット
  • 価格が高い
  • 酸化が早い

無鉱物油は肌なじみが良く、さらっとしたつけ心地です。
また、ミネラルやビタミンなどの栄養が含まれているオイルもあるので、美容効果が期待できます。

一方で、鉱物油と比べると価格が高価なものが多く、酸化が早いです。
そのため、使用しているオイルはできるだけ早く使い切るようにしましょう。

無鉱物油と鉱物油のメリット・デメリット:②鉱物油のメリット・デメリット

次に、鉱物油のメリットとデメリットについてご紹介します。

鉱物油のメリット
  • 伸びが良い
  • 価格が安い
  • 酸化しにくい
  • 肌の表面を保護する
鉱物油のデメリット
  • 落ちにくい
  • 乾燥しやすい
  • 肌への浸透性はない

鉱物油は、近所の薬局などでも販売されていて安価な価格で購入できます
その上、伸びが良く、肌の表面を保護する役割があります。

一方、オイルは落としにくいものが多いため、クレンジングを使用することをおすすめします。
また、鉱物油は肌の表面に膜を作るもので、肌への浸透性はありません

そのため、乾燥対策としては鉱物油だけでなく保湿成分の入ったものを使用すると良いでしょう。

無鉱物油・鉱物油ともに、メリットとデメリットがあるんですね。
鉱物油よりも無鉱物油のほうが肌にやさしいイメージですが、どちらが良いのでしょうか?

詳しくは、次の章でご紹介しますね。

安全性の高いのはどっち?

無鉱物油と鉱物油の成分や特徴は分かりました。
結果的に、無鉱物油のほうが安全性は高いのでしょうか?

結論からお伝えすると、必ずしも無鉱物油が安全性の高い成分というわけではありません
なぜなら、鉱物油は昔よりも精製技術が高くなっているから。

実際に、ワセリンなどは医療現場でも使用されています。
一般的に販売されている化粧品なども、鉱物油が使用されていることが多いです。

昔は、鉱物油を使用すると”油焼け”することもあったようです。
油焼けとは、紫外線を浴びることで、油が酸化してシミや色素沈着の原因につながることを言います。

今の鉱物油は、技術の進歩により安全性の高い商品になっているんですね。

また、無鉱物油は植物を原料としているので、植物アレルギーの方は肌に合わないという場合もあります。
そのため、”鉱物油は危険で無鉱物油は安全”とは一概には言えません

ただ、石油由来よりも植物由来のほうが肌や髪にやさしいイメージはありますよね。
なぜ、鉱物油のほうが市場に出回っているのでしょうか?

色々な理由がありますが、主に価格と供給が関係していると考えられます。
鉱物油は無鉱物油と比べて、手に入りやすく扱いやすいです。

一方、無鉱物油は収穫量がその年によって異なります。
また、酸化しやすいので製品管理等のコストも考えると、鉱物油は低価格で大量生産できます。

価格と供給の安定が主な理由として考えられていますが、企業によってコンセプトなども異なります。

さまざまな事情があるんですね。

そうですね。
どちらも良い点がありますが、あなたの肌や髪に合ったものを見つけて使ってみてください。

鉱物油=危険、無鉱物油=安全というわけではない
鉱物油は技術の進歩により、安全な精製方法で作られている

まとめ

今回は、

・無鉱物油とは
・無鉱物油と鉱物油のメリット・デメリット
・安全性の高いのはどっち?


についてご紹介しました。

無鉱物油と鉱物油の違いについてまとめますね!

【無鉱物油】:植物を原料にして作られた油
*メリット
・肌なじみが良い
・さらっとしたつけ心地
・ミネラルやビタミンなどの栄養が含まれているものがある

*デメリット
・価格が高い
・酸化が早い

【鉱物油】:石油を原料にして作られた油
*メリット
・伸びが良い
・価格が安い
・酸化しにくい
・肌の表面を保護する

*デメリット
・落ちにくい
・乾燥しやすい
・肌への浸透性はない

【安全性の高いのはどっち?】
無鉱物油が肌にやさしく、鉱物油が危険な成分とは一概に言えない
どちらも安全性の高さがあるので、自分の肌質や髪質に合うものを探すことが大切

SNSやインターネット上ではさまざまな情報が飛び交っていますが、どちらの商品も良い点はあります。
その上で、まずはあなたに合うかどうかを試してみると良いでしょう。

植林宏樹
植林宏樹

大阪の大手ディーラーで15年間勤務。
約2,000件以上のサロンを訪問し、多種多様なサロン形態と美容室経営の成功事例、失敗事例を直に見てきました。
地域で頑張るサロンのサポート方法を模索し、2015年にサロンサポート事業Plus heart開業。同時にサロン専売商品【ハナアフ】をスタート。

現在は、”商品×コンテンツ”をテーマにただ商品を売るだけではなくプラスアルファの価値を届けるように、サロン活性化のためのメニュー開発や仕組みづくり、サロン様オリジナル商品の開発にも取組み事業範囲を拡大中。
今後は、ECを使ってサロンの収入の柱を増やすシステムなどを企画中。

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